あるお医者様

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Chika Takashima

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愚痴や批判ではなく、私のイジけたひとりごととして受け止めてください。

実は、父が手術を受ける事になりました。 先進医療で、特種な技術を必要とするので、都内の某医療センターのトップクラスの経験をお持ちの先生を紹介していただきました。 検査結果と治療計画の説明と聞いて、私も心配になり父の希望もあって同席しました。

だいたい予想はしていたけど… “お偉い”お医者様の冷たい態度って、10年前も今も変わらないのですね。勿論、人により…でしょう。 腕も凄いが、それを越えて人格の素晴らしい方もきっといらっしゃるのでしょう。

まず、検査結果を聞く患者、家族はそれだけで緊張していますよね。 でも、『こんにちは』すら言わず、こちらの目も見ず、パソコンのデータに向かって喋りだす。 そして、始めて聞く単語と数値の単位を織り混ぜて、滑舌悪く早口で説明を始める。

父ときたら『先生にお任せします』とまな板の上の鯉状態。 私は、質問したい事をメモった手帳とにらめっこで、先生のおっしゃった事を理解しようと目がキョロキョロ。 少しでも黙って間をあけようものなら『では手術はいつ』『入院はいつ』『説明は看護婦から』…と事務的に話を進め、せっかちに終わらせようとする。 『ちょっと待ってください!もうひとつ聞いても良いですか?』

……『どうぞ』といいながら面倒くさいオーラ全開!!

『他に選択肢は?』の質問に『無いことはないですよ。でも、患者さんが手術をえらんだんでしょ?』

リスクや注意点は?など聞けば、『説明の冊子渡しましたよね。書いてありますよ、読んでください』 って、冷蔵庫の取説じゃないんだからさ。。。

父は隣でひやひや。『おいおい、先生に楯突くのは、手術が終わってからにしてくれよ』と心の中で。。

そうなんだよね。。。いくら非人間的でも、年間1000件以上の手術をこなす大先生。ムカついたから『もう結構です』とは言えない。

向こうからしてみれば、何千何万人のうちの一人。 こちらからは、おすがりするたった一人の医師。そして大事な大事な家族の命がかかっている。

まざまざと、そのギャップを感じました。

エリートなんでしょうね、きっと。

いくら時間がないとはいえ、親身になったフリでもいいから、もう少し患者の不安を和らげる事も医者の仕事のひとつなのではないですかね?

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